公益財団法人北九州産業学術推進機構
北九州市産業経済局
市内の企業が取り組む研究開発プロジェクトが
経済産業省の補助事業に採択されました
このたび、経済産業省の「平成26年度戦略的基盤技術高度化支援事業(サポイン事業)」に、北九州市内の企業の研究開発の取り組み1件が採択されました。
今後、公益財団法人北九州産業学術推進機構の事業管理のもと、研究開発プロジェクトを進め、製品化・事業化を目指していきます。
1 採択された事業の概要
<テーマ名>
「SiCセラミックス大幅適用拡大の為の新規2段反応焼結法(接合・精密加工技術)の開発」
<法認定事業者>
株式会社フジコー
<研究開発概要>
製鉄所や発電・焼却施設等では、高温鋼材の搬送ローラーや粉末ダストを伴う排気ダクト等に高温構造部材、耐摩耗部材が多用されているが、多大な保全コストに苦しんでいます。
本事業では、SiC セラミックスの適用が大幅に拡大される新規2段反応焼結法を開発していきます。これにより、従来製造が困難であった複雑形状部材を高強度に製造可能となり、部材の長寿命化、冷却設備の不要化等につながります。
<研究期間>
平成26~28年度(3年間)
<事業費>
約1億円
※研究は、㈱フジコーの他、九州工業大学が実施します。また、公益財団法人北九州産業学術推進機構(FAIS)が事業管理機関としてサポートを行います。
2 経済産業省補助事業の概要
<事業名>
戦略的基盤技術高度化支援事業(サポイン事業)
<目的>
中小企業が有するものづくり基盤技術は、自動車など日本の基幹産業のみならず、医療機器やロボットなどの次世代産業分野に資する重要な技術です。日本経済の持続的な発展のためには、このような中小企業が市場ニーズを踏まえつつ、より高度な技術開発に果敢に挑戦していくことが必要です。
サポイン事業は、特に中小企業・小規模事業者が大学、公設試等の研究機関等と連携して行う、製品化につながる可能性の高い研究・開発及び販路開拓への取り組みを一貫して支援するものです。
※今年度の応募と採択の状況
全国で387件の申請があり、150件の研究開発計画が採択されました。
印刷用本文 → 140804_H26度サポイン事業
【お問い合わせ先】
公益財団法人北九州産業学術推進機構(FAIS)
産学連携統括センター 事業推進部 (担当/柿添、中村)
TEL:093(695)3006
北九州市 産業経済局 産業振興部 新産業振興課 (担当/田中、柴田)
TEL:093(582)2905
株式会社フジコー (担当/肖、花田)
TEL:093(871)0761