公益財団法人北九州産業学術推進機構


<エコテクノ2014同時開催事業>
「新世代バイオディーゼル燃料「HiBD」の実用化に向けて
~SATREPS事業の取り組みとこれまでの研究成果~」  
セミナーの開催について


 公益財団法人北九州産業学術推進機構(FAIS)は、平成26年10月8日(水)に、現在タイ及び日本で研究を進めている新世代バイオディーゼル燃料「HiBD」に関するセミナーを開催します。


1 開催趣旨
 公立大学法人北九州市立大学、学校法人日本工業大学及び当財団では、独立行政法人科学技術振興機構(JST)と独立行政法人国際協力機構(JICA)が共同で実施している地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム「SATREPS」の採択を受け、平成22年度より、タイ及び日本において新世代バイオディーゼル燃料「HiBD」合成法の開発に取り組んでいます。
 この度、これまでの事業成果の公知と当財団保有技術の積極的な技術移転を図るため、西日本最大級の環境技術・エネルギー関連の見本市である「エコテクノ2014」の同時開催事業として、SATREPS事業及び関連技術をテーマとしたセミナーを開催いたします。
 セミナーでは、同事業に参加する北九州市立大学の藤元薫特任教授、谷春樹特任研究員によるSATREPS事業「新バイオディーゼル合成法の開発」の事業成果発表と、日本工業大学八木田浩史教授による事業化への展望に関する講演、当財団が保有している関連技術の実施許諾先である環境エネルギー㈱代表取締役 野田修嗣氏による接触分解技術の事業化の可能性について発表します。

2 セミナー概要

(1)  日時…平成26年10月8日(水)14:00~16:00

(2)  場所…西日本総合展示場新館 AIM3階 311会議室(北九州市小倉北区浅野3-8-1)

(3)  定員…50名

(4)  参加費…無料 

(5)  プログラム

  講演Ⅰ 14:00~15:00
  ◆「SATREPS事業の紹介と日本での事業展開可能性について」
  北九州市立大学国際環境工学部 藤元薫特任教授、谷春樹特任研究員

  講演Ⅱ 15:00~15:30
  ◆「HiBDのLCA解析とコスト分析による事業化への展望」
  日本工業大学工学部 八木田浩史教授

  講演Ⅲ 15:30~16:00
  ◆「接触分解の新たな可能性と事業化への展望」
  環境エネルギー株式会社 代表取締役 野田修嗣氏

(6)  主催…公益財団法人 北九州産業学術推進機構

(7)  共催…独立行政法人科学技術振興機構(JST)、独立行政法人国際協力機構(JICA)
        北九州市、公立大学法人北九州市立大学

(8)  申し込み先…エコテクノ2014のホームページ[新着情報]にてご案内しております。
           リンク先の申込フォームにてお申し込みください → http://www.eco-t.net/

印刷用本文 → (HiBDセミナー)20141008  
ポスター → セミナーポスター 

HiBDとは?
 現在、バイオディーゼル燃料は、使用済みの食用油や菜種油などを原料に、主にFAMEという方法により製造されています。
FAMEは低温常圧で合成が可能ですが、メタノールなどの副原料が必要であり、また、副生物としてグリセリンが発生します。
 そこで本研究では、従来用いる原料を固体触媒により接触分解することで、副原料を使わず、また、副生物も出さないバイオディーゼル燃料の製造プロセスを開発しました。
 私たちはこの方法により製造したバイオディーゼル燃料を、High quality Bio Dieselの頭文字をとって“HiBD”と名付け、普及に取り組んでいます。(商標登録済み)

 

【お問い合わせ先】
公益財団法人 北九州産業学術推進機構(FAIS)
産学連携統括センター
093-695-3013 (担当:岩本・湯村)