ICTを活用した地域産業の高度化

北九州デジタル化サポートセンターの運営

 テレワーク等に向けたITツールを取り入れようとしている北九州市内の中小企業や小規模事業者からの相談を受け付け、専門家を派遣する北九州デジタル化サポートセンターを創設し、地域のデジタル化を促進しました。本センターの運営は、当財団と市内IT企業4社((株)インフォメックス、(株)タイズ、Houyou(株)、リンクソフトウエア(株))で結成した北九州デジタル化支援コンソーシアムによる共同運営を行っています。月毎の相談受付件数と派遣回数は次のとおりです。

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 派遣する専門家については、幅広い相談に対応するため、テレワークや業務のデジタル化を支援できるIT企業のほか、情報セキュリティ、デジタルマーケティング、労務管理・就業規則などの知見を持つ企業や弁護士、社会保険労務士等、23社40名が登録しています。

九州ヒューマンメディア創造センターの運営

地域のIT産業振興の拠点として、九州ヒューマンメディア創造センター(八幡東区東田一丁目5-7)を設置・運営しています。これを中心に、e-portセンターを始めとするデータセンター群や紙媒体などの情報を格納する大型の情報倉庫、コンタクトセンターなど次世代を担う産業・業務施設の集積を進めています。
数人から200人規模まで、ニーズに応じた様々な形態の会議や研修等に利用できます。

生産性向上リーディングモデル創出事業

 IoTによる中小企業の生産性向上のテーマに、北九州地域の中小企業(製造業を含む)の業務の改善を促進し、売上増加、雇用拡大を通じた本市経済の活性化につなげるための活動を行っております。特に、各社の生産性向上に対する意識の向上を図るため、先導できるプロジェクト(リーディングプロジェクト)を共同研究方式で実施しています。

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デジタル人材教育プログラム(enPiT-everi/everiGo)

 

人工知能とロボット技術、IoT技術の社会実装を通じ、地域産業の競争力強化を図る実践的な人材育成プログラムenPiT-everi(代表校:北九州市立大学、連携校:九州工業大学、熊本大学、宮崎大学、広島市立大学)や、北九州近郊でシステムエンジニアを目指すIT未経験の方向けWEB系システム開発プログラマ育成プログラムeveriGo(事業主体:北九州市立大学)について、FAISはコースの開発・実施、プログラム運営、連携先企業の紹介等をサポートしています。

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DX推進フォーラムの開催

北九州市DX推進プラットフォーム(事務局:北九州市/FAIS)主催で、北九州における地域DX推進に向けた取り組みについて情報発信を目的としたフォーラムをオンラインで開催しました。

【開催日時】令和4年1月12日(水)13:00~17:00
【参加者数】定員150名に対し302名参加(延べ数)
【基本公演】テーマ「地域DX」 講演者:EBILAB /ゑびや 常盤木 龍治 氏
【トークセッション】
岡野バブル製造株式会社 代表取締役社長 岡野 武治 氏
早稲田大学理工学術院 大学院情報生産システム研究科 吉江 修 教授
株式会社リョーワ 代表取締役 田中 裕弓 氏
クラウン製パン株式会社 常務取締役 松岡 寛樹 氏
溝上酒株式会社 代表取締役 溝上 智彦 氏 ほか