北九州医工学術者協会について
『Kitakyushu Medical and Engineering Cooperative Association』
愛称 KMEC(ケメック)
北九州医工学術者協会は、平成元年7月に医療及び関連業界の学術、産業及び行政の各分野における専門家の研究及び交流を通じ、専門家の知識と産業界の高度な先端技術力とを結集し、新たな学術環境の創造を図るとともに、地域に新しい産業・技術を創出することにより、地域経済の発展に寄与することを目的として設立され、各大学の教員が主体となり運営しております。
近年は特に学術研究に注力しており学術研究の発表の場として北九州医工学術者会議を開催、令和5年11月開催時点で62回目を迎えております。
ご挨拶
北九州医工学術者協会会長 安細 敏弘
九州歯科大学・教授
この度、北九州医工学術者協会(KMEC)の会長を拝命しました九州歯科大学の安細(あんさい)敏弘と申します。私は本会員歴が浅いためわからないことも多いですが、精一杯KMECの活性化に向けた活動を行っていきたいと考えております。本協会は昭和63年に第1回北九州医工学術者会議を開催し、地域に基盤を置く企業の方や大学の研究者、学生さんに支えられ、現在に至っております。本協会当初の趣意書には「市内の医学、工学、歯学その他の領域の専門研究者の知識と産業界の高度な先端技術力とを結集し、新たな学術環境を創造するとともに、地域に新しい産業・技術を創出することにより、地域経済の発展のために寄与することを目的に、北九州医工学術者協会を設立するものである」とあります。
さて、コロナ禍で学会活動が中断する中、昨年2023年11月6日に久しぶりに対面によるリアル会議が北九州学術研究都市にある産学連携センターにて開催されました。6演題の発表と活発な質疑応答ならびに懇親会を行うことができたことは大変な喜びとなりました。発表者の口演を拝聴しておりますと、本会議における今後の活動の方向性を示唆する内容が多くあったと思います。一般講演の後、懇親会の場で食事をとりながら皆さんといろいろな意見交換をすることができました。その中で本会議の位置づけは産学官の連携を見据えた研究者のシーズを提供することと思います。その中で優秀な若手の研究者を表彰することでその養成につなげていくことであると考えます。その地道な活動が北九州の産業発展にも関与できるものと確信しております。そのために本会議が力を入れていくべきことは会員を増やすことだと考えます。現在のところ、本会議は九州工業大学、北九州市立大学ならびに九州歯科大学が理事として運用していますが、北九州市内には多くの企業、大学や研究施設があります。そうした方々にお声かけして一人でも会員になって頂けるように活動していくこと方が喫緊のミッションと思います。医学(歯学)と工学とは研究内容に重なる点も多く、基礎研究から臨床医学ないし臨床検査につながるシーズの宝庫と言っても過言ではないと考えます。そのシーズを北九州市の産業発展に繋げていく一助となれば思っております。これからも皆さんと率直な意見交換を通して風通しをよくし、本会議をもっともっとアクティブな組織にしていきたいと思いますし、そのためには皆さんのお力が必要です。ご協力のほどよろしくお願いいたします。皆さんからのご意見やお気づきの点がございましたらいつでもwelcomeですので、私どもないし事務局の方に頂ければ幸いに存じます。