平成28年9月28日(水)ひびきのAI社会実装研究会セミナーを開催
北九州学術研究都市 遠隔講義室1にて「実践的人工知能入門 ディープラーニングの社会実装を目指して」と題してセミナーが開催されました。
■プログラム
講演司会:永原正章(北九州市立大学)
13:00-14:00
1.ホームロボットにおけるディープラーニングによる物体認識
講演者:田向 権 (九州工業大学)
14:00-14:10
休憩
14:10-15:10
2.MATLABによる深層学習
講演者:太田 英司 (MathWorks Japan)
15:10-16:10
3.ディープラーニングも簡単活用、マイクロソフトのクラウドを使ったAI実践法
講演者:中田 寿穂 (日本マイクロソフト株式会社)
16:30-18:00
懇親会
■講演詳細
1.ホームロボットにおけるディープラーニングによる物体認識
講演者:田向 権 (九州工業大学)
人工知能の社会実装において有力なアプリケーションとして期待されているホームロボットについて,RoboCup@Homeリーグ向けに開発している実際のロボットを紹介すると共に,ロボットの物体認識で用いているDeep Convolutional Neural Networks,GoogLeNet,転移学習について解説を行いました。
2.MATLABによる深層学習
講演者:太田 英司 (MathWorks Japan)
近年大きな脚光を浴びている深層学習(ディープラーニング)について紹介しました。主なトピックは次の通りです。
・積層自己符号化器(Stacked Autoencoders)
・畳み込みニューラルネット(Convolutional Neural Network)
・転移学習による学習の効率化
積層自己符号化器(Stacked Autoencoders)を使った例題では深層学習でよく用いられる事前学習の仕組みについて紹介しました。また、畳み込みニューラルネットを使った例題では画像認識を中心に簡単な例題を紹介しました。
3.ディープラーニングも簡単活用、マイクロソフトのクラウドを使ったAI実践法
講演者:中田 寿穂 (日本マイクロソフト株式会社)
マイクロソフトでは、無償で利用可能なディープラーニング(深層学習)ツールキット CNTK から クラウド上で利用できる機械学習プラットフォーム Azure Machine Learning、コーディングなしで利用できる Cognitive Service など機械学習、深層学習のための様々なソリューションを用意しています。本セッションでは、こちらのソリューションの概要を紹介しました。また、MATLABとAzureを併用した利用形態についても説明しました。
セミナーの資料はこちらからダウンロードできます。(田向先生資料のみ)
セミナーの模様
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九州工業大学 田向 権 氏 |
MathWorks Japan 太田 英司 氏 |
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日本マイクロソフト株式会社 中田 寿穂 氏 |
懇親会の模様 |
■おかげさまで、セミナーは盛況のうちに終わることができました。
ご参加頂いた皆様、本当にありがとうございました。