今回(第120回)のひびきのサロンは「連携大学院 インテリジェントカー・ロボティクスコース開講記念セミナー 、北部九州における研究開発の動向」と題しまして開催致しました。

 あいにくの雨天にもかかわらず多くの方々に参加いただきました。 講演の後の質疑応答では多くの意見交換が出され、 自動車やロボットに関しての関心の高さが伺われました。

日時 2013年6月26日(水)10:00~12:30
場所 北九州学術研究都市 学術情報センター 遠隔講義室1
参加人数 175名
講演内容 10:00~11:00:基調講演1:トヨタ自動車九州株式会社 常務取締役 吉江崇氏
11:00~12:00:講演2:株式会社安川電機 技術開発本部 野瀬由喜男氏
12:00~12:30:講演3:北九州市産業経済局 新産業振興部長 鈴木優香氏

講演内容

【基調講演1】「トヨタ自動車九州における開発業務の現状と特徴」

【講師】トヨタ自動車九州株式会社 常務取締役 吉江 崇氏
【内容】
 トヨタ自動車九州は、2008年より開発機能の設置を進めており、 本年1月に販売開始したレクサスHS250hの開発状況や、車両企画、開発への取り組み、開発と製造との連携 による品質向上活動やR&Dに於ける人材育成の取り組みなどのトヨタ自動車九州の工場機能や地域との連携を中心に 講演を頂いた。

【講演2】「安川電機におけるロボット研究開発の取り組み」

【講師】株式会社安川電機 技術開発本部 開発研究所ロボット技術グループ長  野瀬 由喜男氏
【内容】
 多くの工場・アプリケーションで産業用ロボットは活用されている。 その技術はさらなる飛躍を求められ、特に家庭用や医療・介護用など新たな領域でのロボットの活躍が期待されている。 本講演では安川電機におけるロボット研究開発の歴史を振り返るとともに、現在のロボット市場および今後に向けた 取り組みについて紹介があった。

【講演3】「北九州市新成長戦略と新しい連携大学院への期待」

【講師】北九州市産業経済局 新産業振興部長 鈴木 優香氏
【内容】
 北九州市では、平成25年3月に産業面での取り組みを推進する基本戦略となる「北九州市新成長戦略」を策定した。 国際戦略総合特区や環境未来都市に選定され、「環境」と「アジア」で経済を牽引する北九州市の取り組みについて紹介。 また、産学連携の推進、大学の人材育成と研究開発への期待についての講演があった。

セミナーは北九州における研究開発に携わる企業や学生の多数の参加を得て、盛況のうちに終わることができました。
ご参加頂いた皆様、本当にありがとうございました。