2016年度 人工知能学会全国大会(第30回)が小倉で開催
北九州国際会議場、西日本総合展示場で2016年度 人工知能学会全国大会(第30回)が6月6日(月)~9日(木)の間、開催されました。
近年、AIに関連する研究が活発化し、AIが身近なものに感じられるようになってきました。これからさまざまな分野でコンピュータが人間の能力に追いつき追い越していくと予想されます。 その時に社会としてその現実をどう受け入れてどう対応していくのがよいのか、人間を超えた人工知能がどのような役割を果たすべきかを人工知能学会では考えてます。
今回は、こうしたAIの研究成果の発表を通し、多くの研究者との情報交換がなされました。
展示ブースの模様
国際会議場イベントホールの企業展示ブースに出展しました。ここでは、自動車技術センターが取り組む事業紹介と、「九州・ひびきの自律走行研究会」の研究成果である、自動運転の紹介、 今年度発足した「ひびきのAI社会実装研究会」のセミナー案内等を行いました。
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第146回産学交流サロン「ひびきのサロン」開催(学研都市)
北九州からAI応用技術を発信と題して、第146回産学交流サロン「ひびきのサロン」を6月8日(水)学研都市の遠隔講義室で開催しました。
「ひびきのAI社会実装研究会」の発足に伴い、ひびきのサロンでAI社会実装に関して九州工業大学の石川名誉教授(ひびきのAI社会実装研究会会長)と、東京大学の松尾豊特任准教授にご講演頂きました。
会場にはAIに関心のある多くの聴講者が訪れ、会場の遠隔講義室が満席になるほどの盛況ぶりでした。
■講演1「ひびきのAI社会実装研究会の目指すところ」
九州工業大学 名誉教授 石川 眞澄 氏
■講演2「人工知能の未来...ディープラーニングの先にあるもの...」
東京大学大学院 工学系研究科 特任准教授 松尾 豊 氏
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西日本新聞に研究会発足の記事が掲載されました。 記事の内容はこちら。
テクニカルツアーの模様
北九州産業学術推進機構(FAIS)では、北九州学術研究都市における人工知能研究の最新情報をご紹介するテクニカルツアーを実施致しました。各大学のラボ見学、デモおよびポスター展示を行い、 多くの参加者とAI研究における活発な意見交換が行われました。
【研究室見学の内容】
■九州工業大学 柴田研究室:
- 着衣介助ロボットシステム
- ロボット、RGB-Dセンサ、Wiiバランスボードを統合したリハビリ支援システム
- 筋電位信号とモーション信号からの低次元シナジー空間の推定とその応用
■九州工業大学 我妻研究室:
「自動運転支援技術、ドライバ状態推定実験系、危険予測装置用AI設計、ヒト型ロボットと人間が協調動作できる脳型回路実装などの研究」
‐生体計測を中心にデモンストレーション-
■九州工業大学 田向・森江研,Hibikino-Musashi@Home:
「脳型チップ・脳型計算機と@ホームロボット」
‐ ニューラルネットワークの回路化からロボット/自動運転車への応用まで ‐
■早稲田大学 藤村研究室:
「IoT(Internet of Things)を利用した生産情報管理システム」
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九州工業大学 柴田研究室 | 九州工業大学 我妻研究室 |
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九州工業大学 田向・森江研究室 | 早稲田大学 藤村研究室 |
■ポスター展示
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おかげさまでひびきのサロン、ツアーは盛況に終わることが出来ました。
来場者の皆様、誠にありがとうございました。