報道各位

公益財団法人北九州産業学術推進機構
北九州市産業経済局

北九州市内の企業や大学が中心となって取組む研究開発プロジェクトが
経済産業省の委託事業に採択されました

このたび、経済産業省の「平成24年度戦略的基盤技術高度化支援事業」に、北九州市内の企業や大学等による研究開発の取組みが、2件採択されました。今後、(公財)北九州産業学術推進機構の事業管理のもと、ものづくり基盤技術の高度化に資する研究開発プロジェクトを進めていきます。

1 採択された事業(2件)の概要
(1)テーマ名   エネルギー社会に対応した高機能パワーデバイスの高信頼性を確保する超小型電流センサ及び製造ライン向け検査装置の開発
研究実施機関 ㈱豊光社(小倉北区)/認定事業者
           コペル電子㈱、㈱シーディエヌ、九州工業大学、(公財)国際東アジア研究センター

事業管理機関 (公財)北九州産業学術推進機構

研究開発概要 
社会インフラの重要なキーコンポーネントとなっているIGBTなどの高機能パワーデバイスは、高機能化に伴い信頼性確保が課題となっている。そのため、非破壊で正確な電流バランスの高速測定が可能な革新的超小型電流センサ及びIGBT製造ライン向け検査装置の開発を行う。
平成24年度~平成26年度の3年間、申請予算合計 約97百万円。

(2)テーマ名   地滑り・公共インフラ老朽化監視用低コスト・多機能・高精度計測システムの研究開発
研究実施機関 ㈱坂本電機製作所(福岡市東区)/認定事業者
                    明治コンサルタント㈱、アイクォーク㈱、㈱オサシ・テクノス、早稲田大学大学院

事業管理機関 (公財)北九州産業学術推進機構

研究開発概要 
公共インフラの老朽化が進む中、近年増大する自然災害に対する地域の効率的監視体制構築のために、デジタル化による多機能小型計測システムの開発が求められている。
そのために、微小劣化を監視する低コスト、高信頼性、高精度計測システム技術を研究開発し、安全安心に寄与する事業化を目指す。
平成24年度~平成26年度の3年間、申請予算合計 約97百万円。

2 経済産業省委託事業の概要
事業名  戦略的基盤技術高度化支援事業(サポーティングインダストリー)

事業概要 
製造業の国際競争力の強化と新たな事業の創出を目指し、鋳造、鍛造、切削加工、めっき等22技術分野のものづくり基盤技術について、技術の高度化に資する中小企業の研究開発から試作段階までを含む取組みを促進するため、国が研究開発を委託する経済産業省中小企業庁の制度。

今年度の応募と採択の状況
全国で639件の申請があり、134件の研究開発計画が採択された。

【添付資料】
印刷用本文、参考資料1、2.pdf

【問い合わせ先】
(公財)北九州産業学術推進機構<FAIS>産学連携統括センター事業推進部
093(695)3006 (担当/佐藤、田中)
北九州市産業経済局新産業振興部新産業振興課   
093(582)2905 (担当/田原、山本)
㈱豊光社       
090(9790)9213 (担当/田代)
㈱坂本電機製作所                
0940(38)6700 (担当/國友)