第210回ひびきのサロン「先端半導体技術セミナー」を開催しました。
国の半導体戦略に基づき、熊本へのTSMC工場立地をはじめ、半導体の国内生産基盤等、我が国の半導体産業の振興に向けた取り組みが進められています。こうした動向をふまえ、今回のサロンでは半導体に注目し、新しいデバイスの研究開発に取り組まれている、国立研究開発法人産業技術総合研究所先端半導体研究センターの招聘研究員である林喜宏氏をお迎えし、「ロジック半導体技術ロードマップに対応した研究開発オープンプラットフォームとその戦略的位置づけ」をテーマにご講演いただきました。質疑応答も盛んに行われ、最新の技術内容・動向についての説明だけでなく、先端技術開発の面白さも伝わる講演に、会場・オンライン両方の参加者から非常にわかりやすかったとの好評をいただきました。
第210回ひびきのサロン「先端半導体技術セミナー」
日 時:2023年12月5日(火)
セミナー: 15:30 ~ 17:00
交流会 : 17:00 ~ 18:00
場 所:北九州学術研究都市 産学連携センター 2F 研修室
(北九州市若松区ひびきの2番1号)
開催方式:ハイブリッド (会場、オンライン(Zoom))
受 講 料 :無料
内 容:
【セミナー】(15:30 ~ 17:00)
「ロジック半導体技術ロードマップに対応した研究開発オープンプラットフォームとその戦略的位置づけ」
国立研究開発法人 産業技術総合研究所
先端半導体研究センター
招聘研究員 兼務 エレクトロニクス・製造領域 審議役
応用物理学会 システムデバイスロードマップ産学連携委員会 委員長
慶應義塾大学訪問教授
工学博士 林 喜 宏 氏
◆講演概要◆
ロジック半導体産業界では、将来にわたる基盤技術のロードマップが"概ね"共有されている。
差異化技術は、この基盤技術を基にしたデジタルアシスト技術の上に構築されることが多い。
今回、NEDOの「ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業」(JPNP20017)で、
先端3次元構造ロジック半導体デバイスの製造・プロセス技術の研究開発とそのパイロットラインを整備し、
共用のための「先端半導体製造技術コンソーシアム」を設立した。その構成と戦略的位置づけについて
説明いただく。
【交流会】(17:00 ~ 18:00)
◆会 場:北九州学術研究都市 産学連携センター1F HIBIKINO ODORIVA(旧北九州学研都市展示ルーム)
◆参加費:(一般)1,000円、(学生)500円 ※ひびきの会員は無料。
<セミナー・交流会の様子>
セミナーには、会場43名、オンライン39名、計82名の方に、交流会には37名の方にご参加いただき、盛況のうちに終了致しました。ご参加いただきました皆様、誠にありがとうございました。