小水力発電装置の実証実験の実施について(1/21~1/27)

2015年01月23日

公益財団法人北九州産業学術推進機構
北九州市産業経済局・建設局
株式会社協和コンサルタンツ



小水力発電装置の実証実験の実施について



 北九州市と(公財)北九州産業学術推進機構は、低炭素化技術拠点化を推進するため、企業等が取り組む研究開発を支援しています。このうち、再生可能エネルギーとして期待されている小水力発電については、(株)協和コンサルタンツが市内企業や大学とともに、新技術を用いた小水力発電システムの開発に取り組んでいます。
 この度、本研究開発おいて製作した小水力発電装置を市内の河川に設置して運転する実証実験を実施します。小水力発電は全国各地で取り組まれていますが、北九州市が管理する河川では初めての事例となります。



1.実証実験場所
撥(ばち)川   八幡西区東鳴水五丁目7番地先 [位置図別紙]

2.発電装置運転期間
平成27年1月21日(水)~1月27日(火)
※1 月27日(火)15:00~16:00に、現地での説明や質問等に対応します。

【研究開発の概要】
(1)テーマ
「相反転方式水車による小水力発電と電力利用システムの技術研究開発」

(2)研究内容
新技術である相反転方式水車を用いて、既存水車の課題である設置環境の制約や経済性等を解決する小水力発電の技術研究開発および実証を行う

(3)研究期間
平成24年度~26年度

(4)代表研究機関
(株)協和コンサルタンツ

(5)共同研究機関
アイム電機工業株式会社(市内企業)、九州工業大学

(6)補助事業
(公財)北九州産業学術推進機構「新成長戦略推進研究開発事業」

※相反転方式水車
 2枚の逆方向に回転する羽根により、発電機の外側コイル(ステータ)と内側磁石(ロータ)をそれぞれ逆方向に回転させる世界初の水車発電機。 相反転方式により回転速度が倍増することで、高起電圧化を可能とし、小さな落差でも発電が可能。本方式は九州工業大学の研究成果。
 ステータとロータがそれぞれ逆回転して回転トルクを相殺するので、回転トルク対策の強固な据付が不要となり、大掛かりな土木工事を要さない。
 また、従来技術では必要な取水工、放水工、水圧管路、発電機小屋などの土木建築施設も不要。

(取材に当たってのご注意)
 発電装置は無人で運転しており、スタッフは常駐していません。スタッフ不在時の現地での撮影等は、安全に十分配慮し、かつ実証実験に支障のない範囲でお願いします。
 また、違法駐車や騒音などで近隣住民の方々への迷惑にならないようご注意願います。


<発電装置設置状況>


印刷用本文 → 小水力発電実証実験.pdf


【お問い合わせ先】
公益財団法人北九州産業学術推進機構(FAIS)
産学連携統括センター 事業推進部 担当 : 野田、新町
TEL:093-695-3006

北九州市産業経済局 産業振興部 新産業振興課
担当 : 柴田、坂元
TEL:093-582-2905

北九州市建設局 河川部 水環境課
担当 : 新井、船越
TEL:093-582-2491

株式会社協和コンサルタンツ
担当 : 左村、本田
TEL:03-3376-3170


新着情報

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〒808-0135北九州市若松区ひびきの2-1
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