国際シンポジウム「インドネシアの環境教育:その先進性・モデルと課題」(3/29)
2017年03月22日
【主旨】
都市環境の改善を図るためには、都市環境インフラの整備とともに、住民のライフスタイルの変革が求められる。環境保全意識の醸成のためには、環境教育の役割が長期的に有効であるが、途上国では多くの場合、独立した環境科目の確保困難性、教師の教授スキルの脆弱性等の問題を有している。
本シンポジウムでは、インドネシアを対象に環境教育の現状と課題を考察する。環境教育プログラムのためのホールスクールアプローチ(Whole School Approach)、現地小学校におけるPBL(Problem-based Learning)の試行と効果測定に関する研究結果等を報告する。そして、この分野の専門家に議論に加わっていただく形でワークショップを開催し、考察を深めていきたいと思います。
【プログラム】
13:30~13:40 開会挨拶
13:40~14:10 基調講演
インドネシアの環境教育プログラムの到達点と新たな展開:Adiwiyataとgreen & clean school
ハリス アヌワル サフルディエ(マラン国立大学・教授)
14:10~14:30 事例報告
ミャンマーにおける北九州・マンダレー環境教育協力事業からの教訓
プレマクマラ ジャガット ディキャラガマラララゲ(地球環境戦略研究機構北九州アーバンセンター・シニアリサーチャー)
休憩 14:30~14:40
<プロジェクト報告>
14:40~14:55 プロジェクト概要説明
松本 亨(北九州市立大学国際環境工学部・教授)
14:55~15:15
インドネシアの環境教育の教材の再考:ごみ銀行と廃棄物回収人
三宅 博之(北九州市立大学法学部・教授)
15:15~15:30
インドネシアの環境教育プログラムのためのホールスクールアプローチ
児玉 弥生(北九州市立大学文学部・教授)
15:30~15:45
インドネシアにおけるPBL型教育モデルとしての「みどりのノート」試行結果報告
インドリヤニ ラフマン(北九州市立大学国際環境工学部・研究員)
<ディスカッション>
15:45~16:30
野村 康(名古屋大学大学院環境学研究科・准教授)
池田 義徳(北九州市環境局環境学習課・課長)