第207回産学交流サロン「ひびきのサロン」~GXシンポジウムを開催しました。

 気候変動問題に係る政策面・科学面の第一人者である東京大学未来ビジョン研究センターの高村教授、江守教授をお招きし、気候危機の現状や、脱炭素・GX(グリーントランスフォーメーション)に関する国内外の動向、最新の科学的知見についてご講演いただきました。その中で、気候危機対策は企業にとって非常に大きなビジネスチャンスであり、競争力向上にもつながる、といったお話をいただきました。また、トヨタ自動車九州株式会社の弥永さまより、企業におけるカーボンニュートラルへの先進的な取組事例等をご紹介いただきました。
 聴講された方々の関心も高く、質疑応答も熱心に行われ、北九州地域におけるGX推進の枠組み構築に向けた機運が高まりました。

気候変動対策に係る国内外の最新動向と企業の取組
~北九州地域におけるGX推進の枠組み構築に向けて~

◎講演内容及び資料を公開いたします。
 当日ご参加できなかった方も、ぜひご覧になっていただければ幸いです。

日 時:2023年10月27日(金)13:10~17:20
会 場北九州学術研究都市 学術情報センター 1階 遠隔講義室1
参加費無料
内 容:
 開会挨拶(13:10~13:15)
  (公財)北九州産業学術推進機構 理事長 松永 守央

 講演1(13:15~14:25)
 「2050年カーボンニュートラルに向かう世界 -「変化」の中の地域と再生可能エネルギー」
  東京大学 未来ビジョン研究センター 教授、環境省 中央環境審議会 会長 高村 ゆかり 氏
  ※講演1の資料はこちら

 講演2(14:30~15:40)
 「気候危機の現状と見通し」
  国立環境研究所 地球システム領域上級主席研究員、
  東京大学 未来ビジョン研究センター 教授(クロスアポイントメント)  江守 正多 氏
  ※講演2の資料はこちら 

 講演3(15:50~16:50)
 「トヨタ自動車九州カーボンニュートラルへの取組みについて」
  トヨタ自動車九州株式会社 環境プラント部 部長 兼 次世代事業室 室長 弥永 明彦 氏
  ※講演3の資料はこちら

 (16:50~17:15)
 「北九州地域におけるGX推進の枠組み構築に向けて」
  北九州市 副市長 片山 憲一
  (公財)北九州産業学術推進機構 専務理事 江副 春之
  ※資料はこちら

 閉会挨拶(17:15~17:20)
  (公財)北九州産業学術推進機構 専務理事 江副 春之

 交流会(17:30~18:30)
  ◆会 場:北九州学術研究都市 産学連携センター1F
      「HIBIKINO ODORIVA」(旧展示ルーム)

<講演・交流会の様子>
講演1.JPG 質疑.JPG
意見交換.JPG 交流会2.JPG

当日は、講演には181名、交流会には55名の方にご参加いただき、盛況のうちに終了致しました。ご参加いただきました皆様、誠にありがとうございました。