宇宙ビジネスをテーマとして、JAXA(宇宙航空研究開発機構)やRobiZy(ロボットビジネス支援機構)の研究者らをお招きし、宇宙ビジネス参入のヒントを提供していただくことで企業の研究開発を後押しすることを目的として企画しました。
第一部の「地球からの宇宙利用」では、RobiZyのメンバーである株式会社2moonの代表取締役社長 伊巻和弥氏から衛星データを活用した具体的なビジネス例やビジネス利用における課題を丁寧にご講演いただきました。第二部の「深宇宙開発」では、導入としてJAXA特任教授 河野功氏から年始に月面に着陸したSLIMなど近年の月探索の現状や月面基地に必要な技術を、JAXA研究領域主幹 桜井誠人氏から月面有人基地での活動を地上で技術実証するアカデミックハブ構想の紹介、株式会社2moonの代表取締役社長 伊巻和弥氏から宇宙ビジネス参入時の課題についてご紹介がありました。
最後は市内企業によるショートピッチとして、株式会社黒木工業所、株式会社フジコー、有限会社ICS SAKABE、計測検査株式会社様から簡単な企業紹介をしていただき、3人の先生方から有益なコメントをいただきました。
ほとんどの参加者がその後の交流会にも参加され、活発な意見交換をしていただくなど大盛況で終えることができました。引き続き、FAISでは、北九州市と連携して宇宙ビジネスの推進を支援してまいります。
次世代の宇宙ビジネス戦略
~ JAXAやRobiZyの研究者との対話から学ぶ、宇宙産業の可能性と課題解決~
日 時:2024年5月17日(金)15:00~18:15
場 所:COMPASS小倉 イベントスペース
北九州市小倉北区浅野3-8-1 AIM(アジア太平洋インポートマート)6階
参加費:無料
内 容:
(講演)
第一部:15:00~15:30 地球からの宇宙利用
① 衛星とは?衛星にはどのようなものがあり、何ができるのか?
② 衛星データを使ったビジネスとは?衛星データ活用事例とビジネス利用における課題
株式会社2moon 代表取締役社長 伊巻 和弥 氏
第二部:15:30~16:40 深宇宙開発
① 近年の月探索の潮流
日本航空宇宙学会第53期会長、九州工業大客員教授、JAXA特任教授 河野 功 氏
② アカデミックハブ構想について:段階的な月面有人活動と地上での技術実証
国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)研究開発部門 研究領域主幹 桜井 誠人 氏
③ 最初期の月面基地に必要なもの
日本航空宇宙学会第53期会長、九州工業大客員教授、JAXA特任教授 河野 功 氏
④異業種から宇宙ビジネス参入時の課題とベストプラクティス
株式会社2moon 代表取締役社長 伊巻 和弥 氏
(ショートピッチ)16:40~17:00 北九州市内企業からのショートピッチ
株式会社黒木工業所、株式会社フジコー、有限会社ICS SAKABE、計測検査株式会社
(交流会)17:15~18:15
<ショートピッチの様子>
<交流会の様子>
セミナーには80名、交流会には65名の方にご参加いただき、盛況のうちに終了致しました。ご参加いただきました皆様、誠にありがとうございました。