公益財団法人北九州産業学術推進機構<FAIS>では、昨年に引き続き、北九州市のDX先進事例を視察する「北九州DXツアー」を実施します。
今回の北九州DXツアーは、5月~6月にかけて業界別DX先進企業全5社を訪問予定です。
ツアー内では各社が取り組んだDXの説明や現場見学、現地担当者との質疑応答も行います。デジタル化・DXに取り組もうとされている方々の第一歩として、様々な業界におけるDX先進事例をご覧いただける絶好の機会です!皆様のご参加をお待ちしております。
昨年の北九州DXツアーの開催結果について
R6年の北九州DXツアーは各回、定員を超えるお申込みをいただき、大変盛況の結果となりました。
また、参加者の方々からは以下のように多くの声をいただき、一般的なセミナーや展示会とは異なる、実際の現場に触れ、現場の担当者に直接質問し、聞くことができる当ツアーは、自社で活かせるDXのポイントや視点など多くの学びを得ていただくことができました。
【参加者の声(抜粋)】
・自社でシステム開発されていて、自社でも可能なところはシステム開発して個人の業務効率だけでなく全体の業務効率をしたいとおもった。まずは身近な単純作業からIT部門に相談したい。
・同業者の社内システム事情は大変興味深く参考になりました。
・成功体験を積み重ねていって自分達にも出来るという意識を持たせることは会社全体で進めて行くためにも良いと思いました。
・DXにおける波及効果の大きさに驚きました。視察先様のような舵きりは簡単なことでは無いと思いますが事業単位でなくてもトランスフォーメーションの重要性や根幹を感じることができました。
・DXを最前線で取り組んでいる企業を拝見し、難しいことに取り組むのではなく、自分たちの問題は何でそうすれば効率が上がるのかという視点を持つことの重要性を感じた
・減らす、生み出すの循環。普段システムを触る機会がないのですが、自社の基幹システムにもまだまだ改善点があるのか、興味を持って見てみようと考えることができました。
その他、昨年のDXツアーの実施レポートは、以下HPからご覧いただけます。※外部ページ(北九州市DX推進プラットフォーム※運営:北九州市・FAIS)に遷移します。
北九州DXツアーレポート
視察日程・申し込み
時間帯は各回14時~17時を予定しています。
日付 | 視察先 | 業種 | 視察先紹介 | ツアー申し込み |
5/20 (火) |
製造(金属加工) |
「覇気・誠実・廉価」を企業文化とし、社員の幸せと豊かな社会づくりに貢献するため製造業DXを推進。 |
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5/29 (木) |
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農業 |
2006年に創業し、直営農場「マザーランド」での生産のほか、九州各地の農家から入荷する「ひと味違う」こだわり野菜の卸売と直販を行う農業ビジネスのリーディングカンパニーとして順調に業績を伸ばしてきた。しかし、「経験と勘」頼りの作業行程、不安定な収益構造といった中小規模農家共通の課題を抱えていた。 |
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6/5 (木) |
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製造(食品) |
当社では、DXを通じて、ビジネス機会を逃さず攻めの姿勢を持つと同時に、ビジネス環境の変化に迅速に対応する守りの姿勢の両立を目指すビジョンを設定。このビジョンの実現のために、当社はC4Iシステムの思想を取り入れてデジタル技術を活用し、社内システムを構築。この取り組みによって、現場情報はリアルタイムでクラウドに集約され、経営層は進行中のプロジェクトや業務状況を正確に把握し、迅速な意思決定が可能に。その結果、情報の漏れや伝達ミスが減少し、経営層や中間管理層が本来の業務に集中できるようになり、組織の運営速度が大幅に向上。
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6/12 (木) |
廃棄物処理・運輸 |
創業53年『BEETLE』の愛称とともに、リサイクル・廃棄物処理事業を北部九州で展開し、環境関連システム事業では商圏を全国に広げてきた。デジタル活用によって自社において働きやすい環境を追求し、事業の持続性や競争力を高めると同時に、蓄積した情報を活用することで新たなサービスの創出にも繋がっている。 |
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6/17 (火) |
印刷 |
1969年創業の印刷会社として、サイン事業、デジタルプリント、段ボールディスプレイなど多様な事業を展開。東京進出とリーマンショックを経て、デジタル化の必要性を痛感し、2009年からDXに着手。広告代理店や同業者からの下請け体質から脱却し、直接エンドユーザーと繋がるビジネスモデルへ転換。また、クラウドツールの導入や基幹システムを自社開発し、情報の一元管理を同時に推進。これにより業務効率が向上し、多様な働き方が可能に。DXの定着により、新規事業が次々と立ち上がる企業風土へと変革し、人材育成を目的とした多角化経営を進めている。これらの取り組みが認められ、経済産業省のDXセレクション2023で準グランプリを受賞、2024年度版「中小企業白書」に取組事例として掲載。
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その他
● 視察先への移動について
視察先への移動は原則、各自で現地集合とさせていただきます。視察先での駐車場のご用意ができかねますため、公共交通機関での移動をお願いいたします。
● 無料送迎バスの運行について
「株式会社戸畑ターレット工作所」「株式会社桃源舎」「クラウン製パン株式会社」「グランド印刷株式会社」については、JR小倉駅から視察会場までの無料往復送迎バスを運行いたします。
ご利用を希望の場合は、必ず申込フォームより事前にお申し込みください。(保険手続きの関係上、当日の飛び入りバス利用は承りかねますのでご留意ください)
● 視察後の懇親会について
各回の視察終了後に集合場所近隣の飲食店にて懇親会(有料:実費)を実施します。参加をご希望の方は、申込フォームより事前にお申込みください。
Q&A
Q:自社は視察先と異なる業界なのですが、参加可能でしょうか?
A:可能です。他業界のデジタル化・DX事例でも企業文化や事業の進め方やバックオフィス業務のデジタル化など参考としていただけます。
Q:自社はIT企業なのですが、参加可能でしょうか?
A:可能ですが、自社のDXを進める方を対象としておりますので、優先順位を付け、抽選とさせていただきます。
抽選優先順位は以下の通りです。
1.北九州市DX推進プラットフォーム登録済のDXユーザ企業・団体(北九州市内非IT企業・団体)
2.北九州市DX推進プラットフォーム登録済のDXサポート企業・団体
3.その他(北九州市DX推進プラットフォーム未登録の企業、団体、市外行政機関等)
北九州市DX推進プラットフォームへの入会はコチラから(登録無料)
Q:「1社につき2名まで」とありますが、全日程を通して申し込めるのが2名でしょうか、各回2名でしょうか?
A:各回にご参加いただけるのが2名までとなります。同社からのお申し込みが3名以上でも、視察回が異なれば問題ございません。ただし、より多くの方に視察へ参加いただく趣旨から、お申込みが定員を超えた場合は、複数視察先参加者よりも初参加者を優先させていただきます。
Q:想定する参加者層は?
A:自社のデジタル化・DXを進めたいと考えていらっしゃる中小企業の経営者、事業責任者を想定しています。現場担当者のご参加も可能ですが、技術的内容がメインではありませんのでご留意ください。
Q:全視察先に申し込んでも良いですか?
A:歓迎いたしますが、定員に限りもある中でより多くの方にご参加いただきたいと考えておりますので、締め切り後に、特に参加を希望する視察先をお尋ねするなど調整の可能性がありますことご承知おきください。
Q:オンライン参加は可能ですか?
A:現地の状況も含めて体感いただくため、現地参加のみとさせていただきます。また、説明内容は参加者までの情報とさせていただきますのでご承知おきください。
Q:各社の取り組み概要をもう少し詳しく知ることができますか?
A:Youtubeにて事例動画を公開しておりますので、こちらからご覧ください。
【問い合わせ先】
公益財団法人北九州産業学術推進機構(FAIS) ロボット・DX推進センター DX推進部
担当:松本、糸川 TEL:093-695-3077 E-mail:dxlab-ktq@ksrp.or.jp