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 令和7年7月31日(木)に、次世代燃料・カーボンリサイクル部会として、ワークショップを開催しました。
ワークショップには、7社17名の方々にご参加いただきました。

 今回のワークショップは、ガス体エネルギーの一つである「e-メタン」を取り上げ、ひびきLNG基地内で西部ガス株式会社を中心に進めている「地域原料活用によるメタネーション地産地消モデルの実証」事業で、完成した実証設備の見学と、お集りいただいた参加者を対象にe-メタンをテーマにラウンド型対話セッションを行いました。

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 設備見学の前には、ひびきエル・エヌ・ジー株式会社の中間社長からひびき基地全体の説明を、また西部ガス株式会社の江夏氏からメタネーションプロジェクトの概要を説明いただきました。見学後は質疑応答時間を挟み、公財・地球環境戦略研究機関(IGES)赤木氏のモデレートにより、「合成メタンの使用・普及について」をテーマとして、問①5年後(2030年)に合成メタンが使用できるようになったら、都市ガスから切り替えるか、問②供給量が全体の1%であり価格が3倍だとしたら切り替えるか、YES/NOに対してそれはなぜか、と問いかけ→回答を数回繰り返す対話セッションを行いました。
 部会テーマに関連の深い企業やガス体エネルギーの需要家となる企業からの参加者に集まっていただき、各社の事業やカーボンニュートラルへの対応に基づいた回答が出されましたが、製造コスト、品質、価格補填、炭素税、オフセット証書など話題は多岐にわたりました。各社・参加者は、クリーンエネルギーへの切り替えの必然性を理解しながらも、コスト面や国の様々な政策面の充実など、限られた時間で乗り越えなければならない壁があることを、共通認識する機会になったものと考えます。今後はガス体エネルギーの生産からデリバリーまでを議論する中で、原料調達にスポットを当てた企画を立て部会活動を継続していきたいと考えております。

 部会ワークショップ詳細はこちらから
 ▶次世代燃料・カーボンリサイクル部会 ワークショップ(7/31)を開催しました! - 北九州GX推進コンソーシアム

≪記事に関するお問い合わせ先≫
(公財)北九州産業学術推進機構<FAIS>
産学連携センターGX推進部 TEL:093-695-3006